吠えるスイクン
所謂対面構築(定義は諸説あるが、ここでの定義は有利対面を取り続けるという意に近い)のようなもの。
ゴツゴツメットを持った凍える風吠えるスイクンが強いと思ったが、軸に据えるポケモンではないので使えずにいた。
6thにおける襷持ちの必須条件である対メガガルーラ性能が悪くない。
ストッパーとして優秀な攻撃範囲の3ウェポン。
スイクンとの同時選出によりストッパーとしての性能が上がる。
面倒な並びを崩す剣舞。
- 特 性:肝っ玉→親子愛
- 持ち物:ガルーラナイト
- 技構成:捨て身タックル/けたぐり/冷凍パンチ/炎のパンチ
- 実数値:181(4)-147(252)-120-x-120-156(252)
- 進化後:181(4)-177(252)-120-x-120-167(252)
対面性能を出来る限り高めた広範囲高火力な構成。
選出段階でゲンガーと天秤にかける。
ガルーラバンギラスパルシェンヒードランへのけたぐり、ハッサムナットレイルカリオクチートへの炎のパンチ、ガブリアスランドロスへの冷凍パンチ。
ゲンガーへ通るウェポンが2つ。
- 特 性:浮遊→影踏み
- 持ち物:ゲンガナイト
- 技構成:シャドーボール/気合球/挑発/道連れ
- 実数値:149(108)-x-86(44)-163(100)-96(4)-178(252)
- 進化後:149(108)-x-106(44)-203(100)-116(4)-200(252)
200ガブリアスの逆鱗を15/16耐え
蜻蛉返りやボルトチェンジからの展開→裏に道連れで1-1以上の交換を望める。
最大範囲のシャドーボール+気合球。
立ち回りが少し面倒になる場面が生まれるが、対応範囲が広がる挑発。
最低限の耐久を確保し残りを火力へ。
ウルトラ便利ポケモン。
- 特 性:テクニシャン
- 持ち物:拘り鉢巻
- 技構成:バレットパンチ/蜻蛉返り/馬鹿力/はたき落とす
- 実数値:175(236)-198(236)-120-x-100-90(36)
ガブリアスへの乱数を甘えて少しSを浮かせた。
対面操作の蜻蛉返り。
メガへラクロスよりもギルガルドへの打点に重きを置いて燕返しではなくはたき落とす。
- 特 性:蓄電
- 持ち物:突撃チョッキ
- 技構成:10万ボルト/ボルトチェンジ/目覚めるパワー氷/気合球
- 実数値:181(212)-x-90-204(172)-102(12)-135(108)
167-115メガゲンガーを2発
183-105ガブリアスを14/16の乱数1発
200ガブリアスの逆鱗耐え
182不一致ストーンエッジ耐え
222メガゲンガーのヘドロ爆弾を毒1回込み2発耐え
177ボルトロスの珠目覚めるパワー氷2発耐え
200ヒードランの眼鏡オーバーヒート耐え
177までの不一致冷凍ビームをほぼ2発耐え
特殊相手への殴り合いを安定化させる突撃チョッキ。
対面操作のボルトチェンジ。
ガブリアスやミラーを考えて目覚めるパワーは氷。
[-1]143-67パルシェンを火傷1回込みほぼ2発
175-171メガバンギラスを火傷率急所率込みほぼ3発
177メガガルーラの親子愛恩返しを急所率考慮すると4割程度で2耐え
182ガブリアスの剣舞逆鱗をステロ込み耐え
200ガブリアスの逆鱗2耐え
172メガクチートの力持ちじゃれつく+力持ち不意打ち耐え
237メガバンギラスの1舞ストーンエッジをステロ+砂3回(≒ステロ2回+砂1回)込み14/16耐え
149パルシェンの破りロックブラストを急所込み7割程度で10発耐え(対面から6割5分程度で勝てる)
177ボルトロスの珠10万ボルト耐え
[-1]ガブリアス抜き
114パルシェン抜かれ
使いたくて仕方がなかったポケモン。
凍える風によりステロ展開に強く、襷ガブリアスのストッパー性能を向上させ、擬似的な火力補助にもなるため熱湯を自然に採用出来る。
ニンフィアゲンガーフシギバナボルトロス等と殴り合えるミラーコート。
そして最強技の吠える。
マリルリやギャラドスの起点回避の他にも、壁展開へのターン稼ぎやバトンへの回答など様々な相手への誤魔化しが効く神の授けた技。
瞑想で起点にしてくるニンフィアなどにもミラーコートを見せてから吠えるで間に合い、凍える風との兼ね合いでSを上げているので瞑想吠えるスイクンに対しても先手を取って吠えることが出来る確率が高く(最近はこのラインまでSを上げている個体も少なくないようなのでイタチごっこかもしれないが)、メガハッサムなどに対しても上から熱湯を連打出来る。
Sを1つ伸ばすと準速バンギラスを抜くことが出来るが、面子的に上から熱湯を打たなければいけない場面が少なすぎる上に陽気の個体も考えるとメリットが薄いと考え、起点を作らせると処理が難しいパルシェンへ勝てる確率を上げることを優先した。
個人的にはS113がベストだが、どうしても相手の吠えるスイクンがキツイなら、あと2つか3つ伸ばしても良いかも。
一応熱湯→波乗りで破ったパルシェンがほぼ2発になる(対面から8割程度で勝てるようになる)
配分が割ときれいにまとまったので満足。
対面性能が高いポケモンは弱点保険ギルガルドに1-1以上を取られることがとても多いことや、後投げの効かないメガガルーラ、メガゲンガーといった強力なメガシンカポケモンを考えた時、個人的に6thでの対面気味パーティでは、
・ギルガルドと殴り合える(裏の圏内に持っていける程度の有効打点を持っている)
・メガガルーラと殴り合える
・メガゲンガーと殴り合える
この3つの条件を出来る限り満たしておきたいと考えた。
2つ目の条件である対メガガルーラに関しては霊獣ボルトロスが当てはまっていないが、ガブリアスとスイクンの2体は後投げしつつ削りを行える可能性が高いため良しとした。
エルフーンの配分
テンプレをいくつか。
ここら辺を基準にして、自分好みにいじっていくのが良さそう。
特性は悪戯心、個体値は31-0-31-31-31-31。
一応書いておくとエルフーンはA個体値でイカサマの乱数が結構ずれるので、特別な事がない限りはA0~1にしましょう。
○○型とかいう言い方はあまり好きではないが、あえて言うなら主に宿り木型と追い風型の2つがある。
- 145(76)-x-125(156)-103(44)-96(4)-181(228)
ムーンフォース/宿り木の種/身代わり/アンコール
260メガヘラクロスのミサイル針を身代わりが15/16耐え
ムーンフォースで187-125メガヘラクロスを9割程度で2発
メガルカリオ抜き
削りと起点作成、展開阻止が主。持ち物はハメ性能、場持ちを考えて残飯になることが殆ど。
宿り木エルフの中では比較的使いやすい部類。
C振りムーンフォースで挑発に弱くない。
- 147(92)-x-132(116)-103(44)-124(228)-140(28)
ムーンフォース/宿り木の種/身代わり/アンコール
260メガヘラクロスのミサイル針を身代わりが耐え
172ポリゴン2の冷凍ビーム+身代わりを15/16で耐え(残飯があるので目安)
Sに振らないエルフーンを抜けるかも
Sを切った代わりに耐久を確保。サイクルを回しやすくなったり、ハメに持っていきやすくなる。
陽気メガへラクロスはエルフーンに強いので、それを許したくなかった(Hが低い為宿り木の回復量が減りS4振りだと上から叩かれる為、コットンガードとムーンフォースのどちらで処理しようとしても後投げから負ける可能性がある)
仮想敵の個体数を考えるとSは4振りでも差し支えないと言えるが、特に優先して振る場所も見当たらないのでこの配分。
もうちょい伸ばしてギャラドスを抜くのもあり。
- 163(220)-x-111(44)-x-95-183(244)
宿り木の種/身代わり/アンコール/選択
最速以外のファイアローを大体抜けそうなS
攻撃技を切ったやつ。
最速をとっても良いがそこまでメリットを感じない。
ラストの枠には相手のステロ展開の阻害やオーロットへの回答として挑発、
起点範囲の拡張や後続補助に悩みの種、置き土産など。
- 163(220)-x-150(252)-x-100(44)-136
宿り木の種/身代わり/アンコール/コットンガード
コットンガード込みは書く事が多いので省略。多分感覚より硬いなって思うでしょう。
ハメ性能で言えば間違いなくトップクラス。
その分不利な相手に対して極端に弱い。
ムーンフォース入りと比較した際のメリットは
・物理メガガルーラに対して対面から五分、後投げに対してそこそこの確率で勝てる。
・宿り木の種を外した際のリカバリーが利きやすい。
・体力を温存した状態で後続と対面する事が出来る。
・対物理に限り、起点範囲が格段に広がる(具体的な例で言えば、対面からメガハッサム、アイアンヘッドのないメガクチート、氷柱針を沢山当ててこないマンムーなどに、急所非考慮だとコットンガード→宿り木の種で間に合う)
デメリットは
・宿り木の種が有効でないポケモン(草タイプ全般、マジックガードやヘドロ液などの特性を持つポケモン)に対して一切の有効打がない。
・挑発で完全に止まる。
・キノガッサに勝てない。
・エルフーンに勝てない。
などなど。
有利不利がはっきりしている分、取り巻きが重要になってくる。
正直コットンエルフは数値がぎりぎりなので、個人的にはHB一択。
- 159(188)-x-111(44)-103(44)-96(4)-181(228)
ムーンフォース/追い風/アンコール/選択
222メガハッサムのテクニシャンバレットパンチ15/16耐え
光の壁込み155ゲッコウガの変幻自在珠冷凍ビーム耐え
Cラインは一考の余地あり
メガルカリオ抜き
挑発ボルトロスの上から追い風を貼れるS。
私は持ち物を追い風ターンを最大限に活かせる脱出ボタン、ラストの枠に光の壁を採用する事が多い。
エルフーンを選出画面で見た相手は、宿り木エルフーンの一貫を切る事が強制されるため、それにより投げられるボルトロスや眼鏡ライコウ、ニンフィアサーナイトに対してアドを取っていける。
持ち物は粘度なんかでも良さそうだし、ラストの技は置き土産や挑発、日本晴れなんかもアリ。
草結びやエナジーボールを採用するとラグラージやカバルドン、ヌオーへの打点を確保することが出来る。
割とアリ。
脱出エルフーン
- 特 性:悪戯心
- 持ち物:脱出ボタン
- 実数値:159(188)-x-111(44)-103(44)-96(4)-181(228)
- 技構成:ムーンフォース/追い風/アンコール/光の壁
222メガハッサムのテクニシャンバレットを上切って耐え。
187-125メガへラクロスをほぼ2発。
選出を強制させるニンフィアサーナイト、ボルトロスやフシギバナとの殴り合いを安定化させる光の壁。
- 特 性:鮫肌
- 持ち物:命の珠
- 実数値:183-182(252)-116(4)-90-105-169(252)
- 技構成:逆鱗/地震/ダブルチョップ/大文字
- 特 性:自信過剰→スキルリンク
- 持ち物:ヘラクロスナイト
- 実数値:155-194(252)-96(4)-x-115-137(252)
- 進化後:155-260(252)-136(4)-x-125-127(252)
- 技構成:インファイト/ミサイル針/ロックブラスト/種マシンガン
クレセリアスイクンへのダメージ、交代先への負担を考えて意地っ張り。
追い風下でメガシンカをせずに相手を落としてAを上げる展開が理想的だが、相手もそれは承知であるはずなので引きの可能性と過剰発動のメリットを天秤にかける。
- 特 性:貰い火
- 持ち物:拘り眼鏡
- 実数値:183(132)-x-127(4)-198(236)-127(4)-114(132)
- 技構成:オーバーヒート/火炎放射/ラスターカノン/悪の波動
一貫し易く、怯みを狙える悪の波動。
ボルトロスが2発、ガルーラの身代わりが良い乱数で割れる程度のC。
技には一考の余地あり。
というかこの枠自体一考の余地あり。
- 特 性:肝っ玉→親子愛
- 持ち物:ガルーラナイト
- 実数値:181(4)-161(252)-100-x-100-142(252)
- 進化後:181(4)-194(252)-120-x-120-152(252)
- 技構成:捨て身タックル/地震/岩石封じ/噛み砕く
補完かつ2枠目のメガシンカエース。ガブリアス、クレセリアとの並び。
ゲンガーの後投げを許さず、追い風下でゲンガーをワンキルする封じ噛み砕く。
エルフガブドラン、ガブガルーラクレセ、ヘラクレセドラン、エルフヘラドランなど見せ合いから選択肢が多い並び。