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ポケモンの事とか好きな曲の事とか、好きな漫画の事とか書きます。

要するに日記です。

 

 

ミリオンライブ4th LIVE




忙しかったり、身体の調子が悪かったり、色々な理由が重なってLVすらも行けないことになりました。主に体調ですが。


ついていけなかった自分に呆れ、落胆する反面、今ここで心臓が軋むような苦しみを味わっているこの人間は、どうしようもなくこの作品を愛しているのだろうと安心もしました。





私が居なくても彼女たちは輝き続けるし、私が苦しんでいても彼女たちの曲は突き抜けるほどかっこよくて、美しくて。そして、私が彼女たちの応援に行けなくても、この気持ちは未だに冷めないでいて欲しい。








ポケットモンスターサンムーンの感想

 

 

発売からしばらくしたので、ネタバレありで。

又聞きやうろ覚えな記憶もあるので誤情報に関しては大目にみてください。

 

 

 

 

結論から言うと、今回のストーリーはとても素晴らしいものでした。

キャラクターもシナリオも演出も全てが高水準であり、何よりも根本的なテーマがしっかりしていました。

 

その、テーマの話をするには、ポケモンの歴史を遡る必要があります。

 

初代ポケットモンスターである赤緑は、「少年の一夏の冒険」というテーマの基に作られた作品であり、主人公の主体性が非常に希薄です。主人公は誰かに選ばれるわけでもなく、たまたま近所に住んでいる博士からポケモンをもらい、冒険を開始します。

そもそも冒険をすることが目的であって、その結果ポケモンリーグを制覇することになるわけです。ジムバッジを集めることも冒険の具体的な内容でしかありません。伝説のポケモンもストーリーには関わってきません。あくまで冒険が目的で、その冒険の過程で出会うポケモンたちに過ぎないからです。

 

この点において赤緑とサンムーンは共通のテーマを持っていると私は感じました。

 

ポケモンの主人公が主体性を獲得、とまではいかないにしても、特別な存在として扱われ始めたのは、第三世代のルビーサファイアだと考えています。

RSの主人公はまずジムリーダーの息子というわかりやすく特別な立場に置かれています。ジムリーダーを父親に持つ主人公がポケモントレーナーになることも、ジムバッジを集めて父親の背中を追いかけることも、立場からするとなんらおかしくありません。

また、RS以降のシリーズは主人公が世界を救う役割を担います。毎度出てくるなんちゃら団も恐ろしい目的とそれを実行する手段を持ち、彼らの野望を打ち砕くのが主人公です。私はこの流れを快く受け入れることは出来ませんでした。

主人公が世界を救う展開は嫌いではありません。RPG的な要素を濃くするのも良いことだと思います。しかし、そこに必然性が欠けていると感じていました。

 

特別である主人公は特別であるが故に、世界の窮地を救う場面に立ち会わされ、当然のように勝利し、世界を救ってきました。しかし、そこに立っているのが主人公である必要はあったのでしょうか。

クリア後の世界でもレベルの高いポケモンを所持したトレーナーは沢山います。何も主人公でなければならない理由はないはずです。極端な話、強ければ救えたはずなのです。戦って勝つことさえできれば、私たちが救い手となる必要なんてなかったはずです。

 

この気持ち悪さを拭い去ってくれたのが前作、ルビーサファイアのリメイク版であるオメガルビーアルファサファイアです。

こちらは歴代の主人公と違い、本当の意味で特別なキャラクターでした。その理由がメガシンカとメガバングルの存在です。

ポケモンと心を通わすことが出来る者のみが使用することの出来るメガシンカに、選ばれた者だけが手に入れることの出来るメガバングル。これらの存在が主人公をわかりやすく特別たらしめています。

 

あの状況で、あの場所で、世界を救えるのは、誰でもない私たちでした。

未だ嘗てあれほど心が躍る伝説ポケモンとの邂逅があったでしょうか。

そう、ルビーサファイアから何世代にも渡って続いてきた特別な主人公は、オメガルビーアルファサファイアでその完成系を見せたのです。

特別さを受け入れることが出来ず、未だに金銀が一番好きな作品だった私も、この作品には大きく心動かされました。

 

 

さて、話を戻してサンムーンのストーリーについて。

今作の主人公は、カプ・コケコに選ばれ、キーストーンを授かります。一見特別のように見えますが、主体性は希薄であり、主人公像としてはRSより前の作品と近いように見えます。そう、選ばれたことはきっかけに過ぎず、私たちは周りに巻き込まれる形で前に進んで行きました。

 

初めて引っ越してきた場所で、初めて出来た友達と4つの島を巡り、試練を達成する。これは赤緑と同じく、少年の一夏の冒険であり、青春の1ページです。

さらに恒例のなんちゃら団も、言ってしまえばチンピラの集まりです。世界を征服する気なんてありません。迷惑ですが、野望もあるわけではありません。私たちが潰す必要もないのです。

もう一つのなんちゃら財団も同じです。リーリエのため、友達のためと私たちは踏み込んでいきましたが、あくまで彼女に巻き込まれた形になっています。

この作品は何かを成すための物語ではありません。冒険なのです。

 

 

サンムーンの主人公はリーリエではないかという意見をよく見かけます。確かにRS以降の特別な主人公たちと比べると、主人公らしさが薄いように感じられるかもしれません。

しかし、今作の私たちは紛れもなく主人公だと私は感じました。

これは赤緑〜クリスタルまでの誰でも良かった私たちであり、原点回帰した主人公の姿です。特別な使命もなく、ただただ新しい場所、新しいポケモン、新しい人々と出会うのが楽しくて楽しくて、まだ入ったことのない草むらを掻き分けることに夢中だったあの頃の私たちです。

とても嬉しくて、ワクワクしました。そして、あの頃よりも洗練されたストーリーや世界観、掘り下げられたキャラクターによって、世界はあの頃と同じか、それ以上に輝いて見えました。

 

殿堂入り後の演出も素晴らしいものでした。

昔は散々苦労してポケモンリーグを勝ち抜いて、暗い部屋でポケモンたちを登録して、そしてエンディングを終えて行き着く先が自分の家だったじゃないですか。

それがどうにも悲しかったんですよ。それまで関わってきた人間と深い仲になっていなかったからかもしれませんが、目的を達成しても喜んでいるのは自分だけな気がして、なんとなくもやもやする気持ちがありました。

今回はそれがなかった。最後の最後までとにかく楽しくて楽しくて、幸せでした。

特別な人間じゃなくても、リーリエにとって、友達にとって特別な存在であればいい。そう思わせてくれるようなストーリーでした。

 

 

他にも書きたいことは沢山あるんです。

マップが広くて臨場感があったとか、ポケモンライドが楽しかったとか、ハウがうざかったとか、悪役もいいキャラしてたとか、ベースは初代だけどルビーサファイア以降のような特別さも端々に散りばめられていたとか。

 

なんにせよサンムーンはポケモンの始まりを想起させてくれるような素晴らしいストーリーであったと私は思っています。

 

 

最後に一つ言わせてください、私はリーリエが帰ってきてからクリア後に入れたらなんの文句もありませんでした。島巡りを終えた私の旅はまだまだ続いているのに、傍にリーリエがいないことがつらくてつらくてたまりません。研究所に立っているだけでも良かったのに。リーリエを返してください。

 

 

マジでゲーフリ許さんからな。